紅葉の鳴子温泉郷 秘湯うなぎの湯とこけし巡り

東北の名湯、宮城県の鳴子温泉郷。今年の1月に初めて訪れて、とても気に入ってしまった。また無性に行きたくなって、急遽、東京から弾丸で日帰り入浴してきた。かわいいこけしも買いたかったし。

東京駅から07:16発のJR新幹線「はやぶさ」に乗り、仙台の次の駅「古川」で下車。古川からJR陸羽東線で約50分、「鳴子温泉」に10:07到着。

東北の紅葉スポットの鳴子峡(Narukokyo)は10月下旬から11月上旬が見ごろ。鳴子温泉駅から臨時のバスが複数台でており、約15分で鳴子峡に到着。バスは現金のみなので350円用意しておこう。

鳴子峡行きの臨時バス 
2023年10月14日(土)~11月5日(日)まで期間中毎日運行【計23日間】

鳴子峡に着くと、外国人を含む観光客が結構いた。

鳴子峡は東北地方の紅葉の名所として名高い景勝地。所々に岩肌が見え、赤と黄色に色づいた木々と相まって美しい景観が広がっていた。

JR陸羽東線の車掌さんのアナウンスによると、10月28日時点で7割紅葉だそう。2023年は暖かい日が続いている影響で、例年よりも紅葉が遅れているようだ。

峡谷には遊歩道が整備され、谷底まで降りることができる。私はレストハウスから紅葉を見て、ここから徒歩15分の中山平温泉にある温泉旅館へ帰り入浴しに行った。

中山平温泉 名湯秘湯「うなぎ湯の宿 琢ひで」Takuhide, Nakayamadaira Onsen, Miyagi

私は今年、温泉ソムリエ認定となったのだが、「日本秘湯を守る会」の宿の温泉は初めて。うなぎの湯と呼ばれるヌルヌルの温泉が楽しみ。

琢ひで【日帰り入浴】
10:30~14:00(受付13:30まで)
1,000円タオル付 湯浴み着1,100円で販売

内湯:6(部屋付き1)  露天:5(部屋付き1) 日帰り入浴では4種類の泉質と3つの露天風呂が1,000で楽しめる贅沢。さすが東北。

泉質:含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉・硫酸塩泉

一番広い「長生の湯」は混浴露天風呂(写真:公式サイトより)

フロントで購入した湯浴み着を着て、混浴露天風呂に浸かった。内湯からドアを開けて露天風呂をのぞくと、男性が1人見えたので内湯で様子見していると、後から入ってきた女性と夫婦だった。安心して私も混浴露天風呂に浸かれた。

100%源泉かけ流しの湯(加水なし)は、内湯より熱めでヌルヌル。まるでヒアルロン酸化粧水につかっているような肌触りだった。

鶴亀の湯(女湯は鶴の湯)宿泊者は時間帯で男女入れ替え制
洗い場とドライヤーもあり。

鶴の湯もヌルヌルでしっとり。ph値の高いアルカリ性の湯は低刺激で皮脂や角質、老廃物を溶かしツルツルの肌にする作用がある。硫黄酸塩泉はぬるぬるの膜となってしっとり肌を作る。

昼間だったので貸切り状態。誰もいなかったので自然の静寂を感じながらリラックスできた。この鶴の湯はなんだかすごくい心地良かった。
この他に別の場所に内風呂と檜の露天の樽風呂が1つづつある。

湯秘湯うなぎ湯の宿 琢ひでの温泉はすごく良かった。今度、鳴子温泉郷に来たら泊まりたい。

バスで鳴子温泉駅に戻り、ローカル食堂で昼食とこけし屋めぐり。

ゑがほ食堂
鳴子温泉は観光客向けの飲食店がほぼなくて、ローカル食堂が少しあるだけ。
飲食店もお土産屋も高齢の老夫婦が店番している昭和の雰囲気そのままの商店ばかり。東北旅行には現金は必要だが、今回訪れたらPayPay導入のお店が増えていた。

ゑがほ食堂は山菜きのこそば(うどん)が売りのようだが、私は山菜はあまり好きではないので、中華そばにした。ごくごく普通のラーメン700円。おにぎりも売ってる。東北は食事代が安く東京の様なカフェはなく、準喫茶ばかり。昭和レトロが好きな人に鳴子温泉はおすすめ。

みやげ屋「まるよし」で色褪せた伝統こけしを購入(1200円)
昨年からこけし好きになって少しづつ旅の記念にこけしを集めている。
白い新しいこけしより、時間のたった茶色のこけしがいい味だしてる。こけしは東北の地域によって顔が違う。

鳴子郵便局前のこけしポスト

こけし通り
カフェが1件できていた。

こけし通りにある「桜井こけし店」へ。
今年の1月に来た時は改装工事中で休業していたので、初めて桜井こけし店で買い物できた。
江戸時代からこけしを作り続ける「桜井こけし店」。工人は現在で6代目となる。

改装後の桜井こけし店。鳴子で一番おしゃれな店。
こけしの絵付け体験もできる。

伝統的な鳴子こけし以外にモダンなデザインのこけしもセンスが良くて好き。こけし堂カフェは紅葉の時期だけ鳴子峡のそばのこけし堂-Kyo-のみの営業だそう。又、こけし堂カフェに入れなかった。

左側のパステルカラーのこけしは、2017年に海外用に制作された斬新なデザインのこけし。これがヨーロッパのバイヤーの目に留まり海外進出を果たした。
最近では海外でもインテリアに取り入れる人が急増中とあって、目にも鮮やかな蛍光色のこけしが売っている。

蛍光色のこけしを購入した。伝統の鳴子こけしよりお値段は高め。

藍こけしの色が良い。こけしはどれも職人の手作りだから、定番以外の創作こけしはその時によって販売しているものが違うそうだ。

桜井こけし
“「挑戦することが伝統」の桜井こけしでは、 これまでに無い新しいこけしも“伝統こけし”のひとつと考え創作を続けています。”

スタンダードに捉われない考え方は共感できる。

鳴子温泉 早稲田桟敷湯
日帰り入浴:大人550円 タオル販売あり

鳴子温泉駅のみ、Suicaが使える。
帰りは16:30発のJR快速湯けむり号で仙台まで乗り換えなしで行けた。(臨時特急列車1日1往復)

JR快速湯けむり号 指定席
素朴な田園風景を見ながらの旅、結好き。

仙台駅到着。アニメ「ハイキュー」の劇場版の広告がド派手。

仙台パルコの地下にある「東北スタンダードマーケット」で自分用に東北地方のお土産を購入。カワイイ民芸品が売っている。
2011年に東日本大震災をきっかけに生まれた「石巻工房」は、被災直後に最低限の木材と道具で作れる家具工房として誕生したブランド。

ここにも「桜井こけし」の創作こけしが販売していたのでミニサイズを購入した。

ついでに仙台パルコのイベントスペースで開催されていた『のん Ribbon展 怪しくて、可愛いもの。』の展示を観てきた。展示ポスターがかわいかったので。
本展覧会は、NHKドラマ「あまちゃん」でお馴染みの俳優、のん本人がデザイン・監修を手掛けたリボンアート作品。

東北の伝統工芸「こけし灯篭」「赤べこ」とのんのリボンアートがコラボレーションした、「リボン」を使ったインスタレーション。のんがデザインをし、職人が絵付けをし、のん がリボンを纏わせた作品。

のんは創作アーティスト活動もしてるのね、知らなかった。でも作品は素敵だった。

新幹線で東京に戻る前に、JR仙台駅内にある仙台名物牛たんの専門店が並ぶ『牛たん通り』で牛タン定食を食べて帰った。たんや善治郎他、どの牛たん専門店も10名 ~20名以上の行列。並んでいる時間がないので、カウンター席しなくて一番行列の少なかった「牛たん 焼助」で食べた。炭火焼の牛タンもテールスープも美味しかった。

食後に萩の月と、ずんだ茶寮のずんだシェイクを買って、新幹線の改札口へ駆け込んだ。出発5分前、いつもギリギリで反省。
交通費とお土産で日帰りで4万数円の出費だけど、鳴子温泉は温泉の泉質が良くて、こけしもあってお気に入り温泉街。癒しのための出費は惜しまない。帰宅してすぐにまた東北地方の温泉旅行を計画するのだった。

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