刀剣男士が出陣!人生初の歌舞伎鑑賞

私がまだ経験していなかったこと、それは歌舞伎。日本人なら一度は観てみたいと思っていたところ、歌舞伎にハマっている知人に誘われてついに初体験。

場所は銀座にある新橋演舞場、演目は入門編に相応しい「刀剣乱舞」(TOKENRANBU)
主演は尾上松也 (おのえ まつや)

”人気ゲーム「刀剣乱舞 ONLINE」を原案とした新作歌舞伎。舞台は鎌倉時代。
歌舞伎本丸の中心人物である三日月宗近(みかづき むねちか)を始め、前作にも登場した、髭切、膝丸、同田貫正国、小烏丸の五振りに加え、新たに鬼丸国綱、陸奥守吉行、加州清光の三振りが加わります。”
-歌舞伎刀剣乱舞 公式サイトより-

私は歴史も詳しくないし、刀剣乱舞のストーリーも知らない初心者。イヤフォンガイドを借りて鑑賞した。舞台は鎌倉時代なのでNHKドラマ「鎌倉殿」を観ていた人にはわかりやすいストーリーのようだ。同じく初めて歌舞伎を観る友人は「鎌倉殿」を観ていたのでストーリーも分かりやすかったよう。私はドラマを見ていなかったのでストーリーや登場人物も全て分からなかったけど。刀も村正しか知らないし… 正直、一幕の序盤は所々眠くなってしまったが最後まで寝ずに観た。

途中、30分インターバルがあって、二幕がスタート。鎌倉時代の鶴岡八幡宮が舞台で一幕より舞台の演出が華やかになる。雪が降る鶴岡八幡宮のラストシーンは圧巻だった。
「ツケ」と呼ばれる効果音が打たれ、その効果が高まる。この効果音こそ歌舞伎。

歌舞伎の見得(みえ)を観た時に、やっぱり歌舞伎で観たかったのはこれ!と思った。
※歌舞伎の見得(みえ)とは演技のクライマックスで役者が動きを止め、ポーズを決めて観客の注目を集める演出のこと。

宝塚のレビューのように歌舞伎も最後に演奏や舞踊があり、見ごたえがあった。刀剣男士たちが華やかに舞い踊る。二幕の獅子をかぶった「毛振り」は中村獅童が一番舞台映えしていた。若手の役者と並ぶと抜きんでているが素人にも分かる。
※「毛振り」とは長い髪を激しく振り回す舞踊のこと

この青い着物を着ているのが尾上松也さん
二代目 尾上 松也は、俳優としてドラマ「半沢直樹2」やバラエティー番組にも出ていたのでなじみがある。

一緒に鑑賞した歌舞伎オタクの人によると今回は刀剣乱舞と言うこともあって、演出も若い人向けでファンサービスも沢山あったそうだ。最後に撮影タイムもありSNSに拡散OK。私も最後にスタンディングオベーションして手を振ったら松也さんが手を振りかえしてくれた。

歌舞伎は言葉も難しく私に理解できるか、退屈で寝るんじゃないか、と心配したが、見ごたえがあり鑑賞して良かった。チケットは一等席15,500円だが、20,000円の価値はある。歌舞伎はお値段以上だった。

舞台は16:00~20:00まで、休憩時間30分あるが4時間座ってて少し疲れた。役者はこれを昼、夜、2回公演しているのだからその体力と集中力に驚く。尊敬します。

歌舞伎の世界観と刀剣乱舞の世界観が融合した、歌舞伎『刀剣乱舞』
2025年7月5日(土)〜27日(日)新橋演舞場
2025年8月15日(金)〜26日(火)京都四篠 南座

歌舞伎初心者にこの演目はおすすめ。

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