<スペイン>グラナダ街歩き 1 夜はフラメンコショー

スペイン 女一人旅、グラナダ編。
アンダルシア地方の都市、グラナダは世界遺産のアルハンブラ宮殿が有名な古都。アルハンブラの北側の丘に広がるアルバイシン地区は、かつてイスラム教徒が暮らしていたエリアで、イスラムの芸術や雰囲気を残す街。アルハンブラ宮殿と共に世界遺産に登録されている。
参考までにスペイン周遊ツアーの行程を見ると、グラナダ滞在はアルハンブラ宮殿見学とフラメンコショーのみで、次の街に移動してしまうパターンが殆ど。
白い石畳の迷路のようなアルバイシン地区は旅好きにとって、街歩きしているだけでも異国情緒を味わえて楽しいのでツアーで1日夜だけではもったいないと思う。

英語が通じないアンダルシア地方を個人で周遊するのは、結構旅慣れてい居ないと少々大変だが、マドリードに行ったら是非ともグラナダにも足を延ばして2日以上の滞在をお勧めしたい。
ちなみにアルハンブラ宮殿はかなり広くて全て見学するには4時間近くかかるので、私は2泊3日滞在した。
今回のスペイン旅で私が一番気に行った街、グラナダのフォト散歩の様子。

グラナダバスターミナルから市バス33番で約15分(€1.40)で街の中心地、グラン・ビア・デ・コロン通り沿いにあるグラナダ大聖堂の前「Catedral」で下車。そこから
中心地のヌエバ広場までから徒歩2分。

ヌエバ広場

シーフードパエリアは、日本で食べるより水分多めで柔らかめだった。

土産屋や飲食店が並ぶダロ川沿いの道

テテリア(アラブ風カフェ)

宿泊したアパルタメントス トゥリスティスコス アルハンブラ
ベッドルームとキッチン、ダイニング。ランドリーも利用できる。
建物もスペインらしい部屋で一人で泊まるには十分な広さ。

中心地のヌエバ広場からアルバイシン地区にあるホテルまで徒歩約10分弱。
観光地を周遊するアルハンブラバス(€1.4)もあるが、サンニコラス展望台他、どこに行くにも歩いて10~15分で行けるのでアルハンブラ宮殿以外に行く時以外はバスに乗ることはなかった。

Apartamentos Turísticos Alhambra
ホテルのルーフテラスからアルハンブラ宮殿が見えるのでここに決めた。

夜はこんな感じで、ライトアップされたアルハンブラ宮殿が見える。

アルハンブラの丘から見下ろす、アルバイシン地区

カテドラル グラナダ大聖堂 5€

グラナダ大聖堂の中は荘厳な雰囲気で、金色の装飾とステンドグラスが美しい。
中央礼拝堂の天井ドームはパステルカラーに金色の星が描いてある。
美しい装飾に見とれつつ、心穏やかに過ごせる静かな場所だったのでしばらくいた。同じ敷地内にある王室礼拝堂も豪華な造りだが撮影禁止。中にはグラナダを制圧しスペインを統一に導いたカトリック両王の墓があるり、博物館のようになっている。

アラブの面影を残すカルデレリア・ヌエバ通りには、モロッコやトルコみたいな雑貨屋が並び中近東のバザールのよう。グラナダにはテテリア(アラブ風カフェ)が多い。

テテリアのカスバ (Tetería Kasbah)


迷路のような白亜の坂道を15分位登り、アルハンブラ宮殿が見えるサンニコラス展望台へ行った。

グラナダの街はどこかでギターの旋律が聞こえる。
この男性は観光客向けにギターで弾き語りしてしていて、ジプシーキングスの時には皆で大合唱♪ やはりスペイン人は陽気だ。

サンニコラス展望台周辺のカフェやレストランは観光客で賑わっていた。

レストランのテラス席でもスパニッシュギターが聴こえる。グラナダいいな~。

アルハンブラ宮殿が見えるオープンカフェでコーヒー飲みながら休憩。
お酒飲んでいなのは私だけ?

スペインのお店の看板や家の表札はきれいなタイルでできている。私はこのタイルアートが大好きなので、散歩がより楽しかった。

ディナーはレストラン、Puerta del Carmen(プエルタ・デル・カルメン)にて。
Plaza del Carmen 1, 18001 GRANADA

パンについてくるオリーブオイルはオーガニック

Instagramで見つけた、このタコが食べたくて。すべて美味しかったけど、一番美味しかったのが、前菜のオリーブ、セロリ、タコのマリネ。やはりオリーブオイルが美味しいスペインだからかマリネも美味しい。その味が忘れられず帰国してから自宅でマリネばかり作っている。

Puerta del Carmenはレストランの雰囲気も良く、料理も美味しく、ワインの種類も100種類以上ある。こんなクラシックなレストランだけど、サッカー中継している所がスペインらしい。
カジュアルなタパスで、はしご酒も良いけどタパスや居酒屋はかなり騒々しい。
落ち着いてテーブルで食事したいなら、このレストランはおすすめ。

中心のタパスバーも楽しそうだけど、かなり賑やかで混んでいた。
夜も人が多くて治安の悪さは感じなくて、歩いてホテルまで帰れる。

ディナーの後は、グラナダ名物のフラメンコを観にサクロモンテ地区にあるタブラオと呼ばれるフラメンコショーレストランへ。フラメンコはスペイン全土で行われているが、本場はここアンダルシア地方。

ガイドブックでもお馴染みの洞窟レストランLos Tarantos(ロス タラントス)のフラメンコをホテルで予約してもらった。ドリンク付きで25€と安い。
街中や旅行代理店のサイトでフラメンコショーの予約ができるが、ホテル往復送迎あり~(夜のサンニコラス展望台立ち寄り付き)のチケットだとプラス10€が相場。

フラメンコ有名店だが、22:30~24:00のショーだったためか、日本人(アジア人)の観客は私だけだった。というか、アンダルシア地方では日本人観光客は2組しか見なかったほど、日本人がいない。

休憩挟んで踊り子チームが入れ替わり、踊り手や歌手によって特徴があり違う。
踊り子さん達の年齢は結構高め。

後半のこの女性歌手の声がすごく好きで、ジプシーぽくて良かった。
私はジプシー音楽が好きなので、踊りよりフラメンコギターと情熱的な歌声に聴き入っていた。動画撮影もOK。
終了したのは深夜0時頃。サクロモンテ地区にあるLos Tarantosからホテルまで徒歩10分位だったので、帰りも夜道を歩いて帰った。

グラナダ街歩き2 アルハンブラ宮殿編につづく…

“<スペイン>グラナダ街歩き 1 夜はフラメンコショー” への2件の返信

  1. とても参考になります。

    2023、9月に還暦過ぎた私ですが

    私もひとり旅でグラナダへ行こうと思います。

    スリや置き引きも結構あるそうですがどんな対策をされましたか?

    • こんにちは。読んで頂きありがとうございます。
      グラナダは観光客だらけで、特に治安の悪さは感じませんでした。

      スペインに限らず、ひとり旅ではレストランやカフェで荷物は足元や背もたれに置かない。これくらいでしょうか。
      スペインの酒場はどこも深夜まで人が多くて賑やかでした。
      気をつけて行ってらっしゃいませ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です