金沢1泊2日小旅行 絵になるひがし茶屋街

北陸新幹線が開通されて以来、「金沢」に行きたい!という気持ちが高まっていたものの、他にも行きたい所が色々あって、ちょっと後回しにしていた金沢。
ようやく金沢に1泊2日で行ってきました。
雨が多いと言われる金沢だけど、この日は6月上旬だというのに28℃もあって蒸し暑かった。

北陸新幹線で東京から約2時間半で金沢駅到着。
金沢は京都と違って小さな街なので、観光範囲は狭く1泊2日あればほぼ観光できる。
観光用の周遊バスと北鉄バス乗り放題の1日フリー乗車券は500円。
これで美術館などの施設も割引になるのでお得。

まずはバスで、ひがし茶屋街のバス停「橋場街」で下車して主計町(かずえまち)茶屋街へ。

川沿いの主計町茶屋街も風情があってよい。

「いち凛」でランチ。
平日なので飛び込みで入れたが、休日や夜は予約した方が無難。

「いち凛」の花かご弁当 1500円
金澤らしい食事で見栄えもよく美味しかった。これで1500円は安い。

そのまま歩いて、ひがし茶屋街へやってきた。
やはり金沢のフォトスポットはひがし茶屋街。

明治初期の建築が残る重要伝統的建造物群保存地区、ひがし茶屋街。
どこを切り取っても絵になる、ひがし茶屋街は景観を守るために大変な努力がうかがえる。平日の水曜日は定休日のお店も多いためか、思ったより通りは空いていた。

外国人観光客も多くフランス人などヨーロッパの観光客をよく見かけた。京都に比べると観光客が圧倒的に少ないので静かに街歩きできるのがいい。
そんなに広くないので2時間あれば土産物も含めて1周見て回れる。

京都の町屋とも少し違って、格子で中は完全に隠されていている。
甘味処も派手なメニューや看板とかも殆どなく、お土産屋のセンスも良く上品。
17時には殆どのお店が閉まってしまう。

 

懐華樓(かいかろう)見学

金の茶室

金細工アクセサリー、土産屋の箔座ひかり蔵。店舗奥、中庭に建つ「黄金の蔵」は必見。どこも金箔づくしなんだけど、下品じゃない。

Higashichayagai, Kanazawa

 

ひがし茶屋街の隣りの通りにも上品な工芸品の土産店や飲食店がある。

 

濃厚な鵜鶏庵の金箔ソフトクリーム 700円
ひがし茶屋街では、食べ歩きは禁じられている。

創業180年の歴史を誇る高木麹商店
味噌や麹、甘酒などを販売。店内も渋いので覗いてみてね。

続いて、前から行きたかった美術館、金沢21世紀美術館

21st Century Museum Kanazawa

現代美術を収蔵した美術館。中でも特に人気なのがレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」
美術館の建物への入館(交流ゾーン)は無料だが、プールの下へ入るには、展覧会ゾーンへの入場は展覧会観覧券(有料)が必要。
行った時はちょうど曇り空でプールの中の写真がきれいに撮れず残念。
金沢21世紀美術館も金沢観光で外せない場所。

 

鈴木大拙館(すずきだいせつかん)(D. T. Suzuki
見所の一つである「水鏡の庭(Water Mirror Garden)」

仏教哲学者・鈴木大拙に関する文化施設。「禅(ZEN)」を、初めて海外に広く知らしめた人。玄関の庭・水鏡の庭・露地の庭の3つの庭で構成されている。
心穏やかに過ごせる空間で、私の周りには21世紀美術館より鈴木大拙館の方が良かったという人もいる。

 

石川県歴史博物館
昔、陸軍兵器庫だった赤煉瓦の建物が展示室になっている。

八百万本舗 金沢 yaoyoroz-honpo.jp

八百萬本舗は伝統工芸や物産の拠点とされる石川県・金沢市の「いま」をつたえる商品が集うリアルでローカルなショップ。
地元の食材や加賀棒茶、ご当地キャラクターの、ひゃくまんさんグッズなどかわいいパッケージのお土産に出会える。ひがし茶屋のバス停「橋場町」のバス亭の近くなので、ぜひ寄ってみてね。

 

夕食は、香林坊のせせらぎ通りにある町屋ダイニング「あぐり」で、しっぽりと。
メインストリートの裏通りにあるせせらぎ通りは夜雰囲気あって良かったな。

せっかく金沢まできたのでお魚いただきました。
他の料理もすごく美味しかった。

金沢で宿泊したホテル、雨庵(UAN)は2017年12月にオープンした新しいホテル。
近江町市場から徒歩3分、香林坊にも近い、きれいなホテル。

和を意識したセンスの良いラウンジには、ライブラリーもあり、
24時間加賀棒茶と和菓子、夜9時から11時まではお蕎麦のサービスがある。夜は地酒の飲み比べもおすすめ。

朝はホテルのそばの近江町市場へ
生鮮食品の他、コロッケなどの食べ歩きグルメも充実。

石川県と言えば、ノドグロ。ホテルの朝食で初めて食べた。
近江町市場は朝8時前に行ったので、まだ魚屋しかオープンしていなかったが、金沢の食品土産を買うなら近江町市場が安くておすすめ。

人気のパン屋さん「ひらみぱん」
モーニングからディナーまで営業。パンのテイクアウトは地元に人に人気。


ひらみぱんの隣にある古本屋、オヨヨ書林せせらぎ店
最近、旅先で個性的な本屋に立ち寄るのが好き。

かつての藩士が実際に住んでいた武家屋敷跡を散歩。

武家屋敷跡 野村家
庭園や茶室が見事。

 

金沢城址公園
三十間長屋は国の重要文化財

江戸時代のまま現存する石川門は重厚感があってかっこいい。

金沢城址公園の前にある、さくら茶屋でランチ
しら海老のかき揚げうどんは、ボリュームたっぷりでおいしかった。

 

さりげない朝の街の風景も、なんだか心が和む金沢。
街並もきれいで、コンパクトで小旅行にちょうどよく気に入った。金沢の町全体が歴史があってセンスが良い印象だった。時間が無くて兼六園に行かなかったので再訪したい。

 

“金沢1泊2日小旅行 絵になるひがし茶屋街” への1件の返信

  1. 煉瓦の建物は戦時中は陸軍の被覆廠だったと聞いています。戦後は金澤市がつくった美術工芸大学の校舎として使われていました。40年ほど前に学舎移転に伴い、煉瓦舎を改修して本多美術館となっていたと思います。現在はまた変わって、今に至っているようです。
    美大の出身者としては、懐かしい建物です。

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