湯河原温泉 日帰り入浴でチルアウト

先月、群馬県の草津温泉に行ってからというもの、すっかり温泉に目覚めてしまった私。
これから月に一度、温泉に行ってこようと思う。
今月は神奈川県の湯河原温泉で2か所の日帰り入浴をしてきた。
湯河原は小田原と熱海の中間位に位置する、東京から約2時間で行けて、日帰りにちょうど良いサイズの温泉街。

東京から行く温泉と言えば箱根、熱海、伊豆がメジャーで、湯河原はやや人気が劣る。
しかし、古くは万葉集で詠われ、夏目漱石など、多くの文学作品にも湯河原温泉が取上げられている歴史のある温泉街だ。

JR湯河原駅の赤い暖簾がいいね。やるじゃん!JR
湯河原駅前から③バスターミナルから「不動滝・奥湯河原方面」行のバスで万葉公園、温泉街のある「公園前」まで約10分。バスは土日でも約10分おきにある。

「公園前」で下車して周辺を少し散策。
存在感を放つ大正建築の古い旅館、富士屋旅館。スマホでチェックしたら旧館は大正12年に建てられた建物。この付近には登録有形文化財の老舗旅館が立ち並び、温泉街に来た!って感じ。しかしこの周辺は飲食店や土産屋は少なく静かで寂しい。

昭和二十年代当時の贅を尽くした名残が感じられる富士屋旅館「洛味荘」(らくみそう)は趣がある。新館も素敵。
富士屋旅館
瓢六亭(ひょうろくてい)は、宿泊者以外でも利用できる高級なお食事処。

湯元通りにある伊豆屋旅館。
これまたすごく渋い旅館! この奥に日帰り入浴施設「ままねの湯」がある。

飲食店は少ないが、湯元通りに定食屋やイタリアンレストランがあった。

万葉公園、湯河原惣湯周辺にある昭和レトロな通り。
土曜日の昼だというのに殆ど人がいない。
名物のきび餅のお店や手焼きせんべい、ラーメン屋があるくらい。営業しているかどうかわからないレトロな射的場もあった。

昭和時代から時が止まったようなレトロな土産屋。いいね。

ランチするお店が殆どないので、町立湯河原美術館にあるカフェでランチした。
and garden MUSEUM CAFE
テラス席は庭園に面しており、この日はアーティストが店内でペインティングしながら作品を作っていた。

豆乳スープセット ごはん・惣菜4種付 1,200円(税込)
地元のお豆腐屋さん「十二庵」がプロデュースしているカフェで、豆乳スープとおかずも美味しかった。

ランチの後は目的地の温泉施設「The RYOKAN Tokyo」へ行く。
バス停「公園前」から徒歩15分、すごく急な坂をあがるとあるモダンな旅館。

THE RYOKAN TOKYO YUGAWARA

​THE RYOKAN TOKYOにあるgensen cafe
湯上りに浴衣で​フードやドリンクを飲めるカフェ。

【日帰り温泉】湯河原温泉チルパック(土日祝) 2,300円 
今回ホットペーパーのクーポンで無料で利用。
温泉、Yogibo休憩室、タオル、浴衣、ドリンク、本がセットになった予約プラン。Yogibo休憩室が予約制なのでここにした。
予告時間に行き席を案内されたが、最初にお風呂に行くことにした。複数の浴衣がおいてあり自由に選べる。

屋内浴場のみ。
(ボディーソープ/シャンプー/コンディショナーあり/クレンジングあり)
昼間なので途中まで貸切状態だった。
温泉効用はリウマチ、関節症、腰痛、神経痛、五十肩など。
しかし、温度がぬるい…40℃位? 前回の草津温泉が強酸性の強い源泉だったため、それに比べると湯あがりにお肌のすべすべ感はあまり感じなかった。しかし体は赤く火照り、あたたまった。

湯あがりに浴衣を着てYogibo席でチルアウト。
フリードリンクの湯河原みかんジュースを飲みながら、寝転がって本と雑誌を読んでリラックス。おひとりさま時間は大切。ここは20~30代と思われる若い利用者が多いようだ。

gensen cafeは思ったより本や雑誌の数が少なかった。
しかも小説など古い本が多く、本のセレクトがBOOK OFFレベルだった。誰かの家にあった古本みたいでがっかり。THE RYOKAN TOKYOのwebサイト見てたら良さそうだったが、ちょっと期待外れだったので、2時間滞在することなく出た。

歩いて湯河原惣湯 Books and Retreatへ。 
万葉公園内に2021年8月にオープンした湯河原惣湯(Yugawara Soyu)は、森、湯、食、本をテーマにしたおしゃれな日帰り温泉施設。本当はここの惣湯テラスでランチ付きの日帰り入浴したかったのだが、希望時間に予約が取れなかった。

万葉公園 文学の小径は癒しスポット
奥には神社もあるが、時間があまりないので奥まで散策しなかった。
ここはもう少し温かくなったら又来ることにしよう。

万葉公園を少し散策した後、玄関テラスにあるカフェで休憩。温泉のある惣湯テラスは予約者のみの利用だが、手前の玄関テラスは誰でも利用できる。

店内の本はカフェや外のテラス席で自由に読める。
本のセレクトも先ほどのgensen Cafeと比べ物にならないほどセンス良くてほっとした。子供の頃読んだ子供向けの定番の絵本もある。

カフェの2Fはコワーキングスペース。
利用者は少なくて静かに本や雑誌が読める。私の好きな雑誌、Casa BRUTUSや&Premiumのバックナンバーがあるのも嬉しい。

森と滝を見ながらお茶。ここは居心地が良い。
あんバターサンドを頼もうとしたら、15分かかるというのでドリンクだけにした。いくら手作りでもモスバーガーより時間かかるってどんだけ丁寧に作るのよ。
テラス席では川のせせらぎが聞こえるが、2月で寒いので誰もいない。

ここは景色が良くて静かだし、まさに仕事や読書に最適。アクセスが悪いためか、休日でも空いていてよい。コンセントやロッカーもあるので長居できそうだ。
湯河原惣湯のそばにも日帰り入浴施設「こごめの湯」がある。カフェの後、この露天風呂につかってもいいかもしれない。

JR湯河原駅に戻りタクシーで日帰り温泉「ゆとろ嵯峨沢の湯」へ
温泉は山の上にあり、ちょうど夕日がきれいだった。新幹線が頻繁に通過するのが見える。

ゆとろ嵯峨沢の湯 1,250円 (タオル販売あり)
湯河原駅からコミュニティバスが1時間に1本出ている。タクシー で10分
帰りは真鶴駅までコミュニティバスで10分。
ここの露天風呂は良かったが、車がないと観光客にはちょっと不便な場所。

ゆとろ嵯峨沢の湯 ささはなの湯(女性:奇数日)男女入れ替え制
ボディーソープ/シャンプー/コンディショナーあり(クレンジング、化粧水なし)
アルカリ性単純温泉

豪快な打たせ風呂の 『 大滝の湯 』 や気泡の刺激により入浴後の爽快感が得られる 『 気泡の湯 』。ここの露天風呂も、ほぼ貸し切り状態だった。
川のせせらぎをイメージした川風呂や、岩に囲まれた気泡の湯がジャグジーみたいで飽きず、癒しのひとときを過ごせた。もちろん、休憩室もある。

帰りは真鶴駅から小田原経由でロマンスカーで帰った。
暖かくなったら、惣湯テラスで日帰り入浴と読書をしようと思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です