君はここで何を思索するのか 

鈴木大拙という人を知っていますか?
私は金沢に行くまで知らなかったけれど、鈴木大拙は金沢出身の仏教哲学者、思想家で、
インドから日本に伝えられた禅(ZEN)の思想や日本の文化を海外に広めた人です。

金沢にある鈴木大拙館<The D.T. Suzuki Museum>は建築的な美しさは勿論のこと、来館者自らが思索する場所として利用することを目的としています。
金沢21世紀美術館から徒歩約5分、兼六園へは徒歩約10分の場所にあるので、金沢に行ったら立ち寄ってみてほしい。
この日は平日でしたが、日本人観光客は2組位で他は静かな外国人が数名いました。

建物は「水鏡の庭」「外部回廊」「思索空間」によって構成されています。


Water Mirror Garden「水鏡の庭」

博物館の展示棟の前にある「水鏡の庭」
水面を見ながら時間をかけて自分の考えを深く考えることができます。
夜はほのかにライトアップされ、昼間とはまた違う静粛な時を過ごせそう。

Inside the Contemplative Space 「思索空間棟」
外部回廊を通って白い建物の中に入ると、思索空間と名付けられたスペースがあります。

禅(ZEN)という言葉は、サンスクリット語で「精神集中」を意味する。
ここは瞑想できそうな空間です。

私の周りでは、金沢21世紀美術館より鈴木大拙館の方が良かったという人が複数います。忙しい日常を離れ、自分を見つめ直すよい機会になるかも。
人が少ない平日に一人で行くことをおすすめします。

平日の金沢の街は観光地でありながら静かで、街全体が上品でセンスが良い印象を持ちました。

鈴木大拙館<The D.T. Suzuki Museum>
石川県金沢市本多町3丁目4−20
金沢21世紀美術館から徒歩約5分、兼六園へは徒歩約10分
入場料:300円
休館日:月曜日

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